皆さんは、宇宙ゴミ(space debris)の問題はご存じですか?最近は人口衛星の打ち上げの時などに、話題になるのですがスペースデブリは、これまでに人類が打ち上げた無人衛星が重力に引っ張られて大気圏などに衝突する際にバラバラになって浮遊している小さなゴミのこと。この大量のゴミが地球の周りをものすごいスピードで周回しているため、新しく打ち上げるシャトルや人口衛星に衝突する可能性が高く、そうすると重大な被害になるということらしいです。しかも、今のところ、この宇宙ゴミの回収方法も見つかっていない・・。1957年、ソ連の人工衛星のスプートニク2号にはクドリャフカという名前の犬が実験として乗り込み初めて大気圏外に行ったそうです。生命が初めて宇宙に到達したと大きく報道されていたようですが、実際には発射して間もなく生命維持装置からの反応もなくなって数時間後にはストレスと熱により死んでいたそうです・・・。人類の発展の陰には、こういった動物たちの悲しい最期がたくさんあったことを人間は忘れてはいけませんね。4月4日は、そのスプートニクス2号が大気圏に再突入して燃え尽きた日です。スペースジブリになったであろうクドリャフカという名のライカ犬に合掌。/仙台スタッフ TK