10月の秋空の下、気持ちよく散歩をしていたら、いきなりビニール袋に詰め込まれて車に乗せられ、気づいたら狭いケージの中にいた。 ここにはもう半月以上いる。ここが僕の新しい家らしい。 人間達は僕のことをジミーちゃんと呼ぶ。 ケージの中は暖かくて、砂も木も石もある。たまに木に登ったり壁を這ってみたりするけれど、とにかく狭いケージの中、特にすることもなくて暇な毎日だ。 この家の人間達は、僕の目が可愛いと言う。だけどこの間、知らない人間がやって来て僕を見た途端に悲鳴をあげた。 なぜだろう? こんなに素敵な服を着ているのに。赤地に黒の斑点。 人間達には理解できないのか。 もし僕のこの素敵な姿を見たければ、Yo先生に聞いてみるといい。 /Sendai Study Advisor Yo